谷 ゆうじ 大切なもの まもりたい

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【大宰府へ】 2010年07月28日(水)
 会派行政視察で「まるごと博物館」のまちづくりに取組んでおられる福岡県太宰府市へ。太宰府市は「歴史とみどり豊かな文化のまち」を実現を将来像に掲げ、本年度は総合計画基本構想及び後期基本計画の最終年度となります。



大宰府市役所のエントランス広場。
緑豊かなスペースであり、山上憶良の句碑が大宰府の歴史を物語っています。



太宰府市総合計画後期基本計画(平成18年度〜同22年度)において、「まるごと博物館推進プロジェクト」は3つある戦略プロジェクトのうちのひとつであり、「ソフトの重視」と「ストックの活用」を新たな視点とされています。



また、「太宰府市まるごと博物館」の推進は、施策である「歴史と国立博物館を生かしたまちづくり」における主要な計画項目であり、理念とされている「まほろばの里づくり」を実現する上において大きな柱となっています。

「まほろば」とは「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語。
まちづくりを推進する上で理想の言葉です。



「まるごと博物館推進プロジェクト」は、市内のどこでも歴史や文化を五感で感じることのできるまちを目指しており、5つのテーマを中心に事業を展開されています。

@「大宰府学」の推進
○「大宰府発見塾」の充実
市民が楽しみながら大宰府の地域資源を再発見するために、講義、フィールドワーク、シンポジウムなどに参加。塾生が今後のまちづくりの主役となることを目指され、平成17年度から今日まで計93回実施され、571人が受講されました。

○地域再発見事業の推進

A美しい地域づくり
○自然環境の保全と緑づくり

○美しい景観づくり
・「景観まちづくり」の取組み
「景観まちづくり市民会議」のメンバーで景観に関するルールを検討。平成20年度より11回実施。延べ233人参加。
参考:太宰府市HP 太宰府市「景観まちづくり市民会議ニュース」 

○爽やかな地域づくり

B市民ネットワークづくり
○ボランティア、NPOの育成・支援
・歩くかんね大宰府
⇒NPO法人が大宰府のかくれた歴史資源等を紹介する取組み



・史跡解説委員
⇒昭和60年度発足。改正を受けた人は平成20年度末で約109,000人、2,700件。
財団法人古都大宰府観光協会所属の史跡解説員は現在53名。
大宰府塾卒業生の多くが活躍されている。

○九州国立博物館との連携
・太宰府市より研修生を派遣し、太宰府市の文化財関係の付属機関委員として、九州国立博物館の職員へ委嘱。博物館を市主催に関するイベント会場にも活用。



C歴史・文化的遺産の保存と活用
○市民遺産による地域づくり
平成17年「太宰府市文化財保護計画」を策定
・歴史の重層性からくる必然の対応
・独自のまちづくりの必要性



⇒「太宰府市民遺産」という考え方(文化遺産のマネジメント)の提案
「文化財総合的把握モデル事業(文化庁)」を受託。(H20H21H22)
参考:文化庁HP「文化財総合的把握モデル事業」委託先の選定について

文化財を総合的に把握するための方策と社会全体で文化財を継承していくための方策を検討。
大宰府版「歴史文化基本構想」である「太宰府市民遺産活用推進計画」を策定し、約80名のボランティアが校区に分かれ、市民遺産を守り育てる活動を実施されています。

大宰府の歴史的環境を市民の手で後世に伝えると同時に、「景観まちづくり計画」と連携し、太宰府市固有の景観をまもり育てる方策に活用されています。



平成20年5月に制定された歴史まちづくり法にもとづく「太宰府市歴史的風致維持向上計画」についても策定が予定されており、これ自体が無形の文化遺産の抽出成果になると評価されていました。
ちなみに、歴史的風致とは、「地域固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行なわれる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」と定義され、ハードとしての建造物と、ソフトとしての人々の活動をあわせた概念といえます。

○発見の小径(散策路)ネットワーク整備
駅から九州博物館への西側通路として整備され、平成19年11月には「手づくり郷土(ふるさと)賞」地域整備部門において表彰を受けておられます。



再生された梅壷侍従蘇生の碑(藍染川)。
参考:太宰府市文化ふれあい館 HP 大宰府Museum 伝説 藍染川



道案内も景観に配慮されたものであり、散策路もバリアフリーでしたが、大宰府天満宮への主要動線からはずれており、残念ながら人どおりが少なかったです。



D産業・観光の振興
○産業と観光の振興

○国際化の推進

○あらたな「大宰府」ブランドの創造
大宰府古都の光
・平成18年度より「大宰府ブランド創造協議会」の主催により開催した「光」のイベント。
「商品」だけでなく、「サービス」のブランド化を目指す。



今回の視察目的は、大津市街並み博物館条例のあり方について理解を深めるため。
太宰府市の場合、「まるごと博物館」を総合計画の戦略プロジェクトに位置づけられ、施策体系にしかりと位置づけられていますが、大津市の「まちなみ博物館」はどうなのか!?様々な角度から検証し、報告書をまとめます。

お世話になりました太宰府市役所の皆さん、ありがとうございました。

追伸:太宰府市観光案内所は 「i」(アイ)案内所を設置されています。「i」案内所とは、JNTO(独立行政法人・国際観光振興機構)が国内各地にある観光案内所のなかで、外国人受入体制が整備された案内所に対して指定している施設であり、おもてなしの国際化に務めておられます。



大宰府駅構内には「土曜市」の看板が。
景観に配慮された看板であり、第1土曜、第2土曜・・・と、市の名称が違っており、情報発信のコーナーも分かれていました。
それにしても、良い看板です!!



谷 ゆうじ

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