谷ゆうじ 議会活動の軌跡〜8つの視点〜
サイクリングターミナルリバーヒル大石について
質 問
 本施設は、自然を生かした憩いとふれあいの場やサイクリング、その他スポーツ、レクリエーション活動の拠点を市民に提供するために設置され、現在は滋賀南部森林組合が指定管理者として管理を行っている。

 この宿泊施設が竣工した平成6年当時、瀬田川南部地区は滋賀県のリゾートネックレス構想において重点整備地区の一つとして位置づけられ、豊かな自然や歴史文化を活用した都市近郊型リゾート地として整備を進めようとする「瀬田川南部地区リゾート整備事業」が推進され、大津市が出資する第三セクター瀬田川リゾート株式会社もまだ解散されていなかった。当時と今ではこの施設を取り巻く社会状況は全く異なっているが、サイクリングターミナルという施設の性格上、条例が定める事業の内容には、サイクリングのための自転車を貸し出すことが含まれており、平成20年度における実績は年間20件、利用人数は156人であった。

 本市は、この結果がどういった施策にどのような影響を与えていると評価をしているのか、また指定管理者制度導入施設実績評価シートにおける主な成果は利用料金収入と自主事業収入となっているが、同様にこの成果はどういった施策の推進に寄与しているのか、財団法人大津市公園緑地協会が指定管理者となっている大石スポーツ村との連携強化に対する考えとあわせ、見解を問う。



 現在策定中の(新)大津市行政改革プランにおいて、公共施設のあり方の検討は行政経営の視点に立った行政運営効率化に向けた取り組み項目の一つであり、今後7年間で204億円の収支不足が見込まれる本市において、避けて通れない検討であると考える。具体的な取り組み内容として、市が所有する財産の全庁的な棚卸しを行い、基本情報を整理するとともに、施設の利用状況や施設のライフサイクルコストの見通し等の分析と有効利用度からの観点を評価し、その管理運用方法や公共施設のあり方についても検討を行うとされており、限られた資源の有効活用、将来負担の逓減が効果として期待できるとしている。

 平成22年度に基礎・実態調査、同23年度には検討委員会設置、検討、平成24年には見直し方針の策定をされる予定となっているが、「大津市サイクリングターミナル リバーヒル大石」の運営に公が関与し続けなければならない理由はどこにあるのか。指定管理者の契約期限は平成25年度の末であり、底地を所有する大津市産業廃棄物処理公社も解散されようとしている。次回の募集を行う時期までに施設の将来展望を踏まえた結論が必要になると考え、見解を問う。
答弁:都市計画部長
 1点目、レンタル自転車の実績は施策にどのような影響を与えているのか、及び大石スポーツ村との連携強化について。大津市サイクリングターミナルについては、平成18年度から滋賀南部森林組合が指定管理者として運営をしている。レンタル自転車の利用状況は、平成18年度には184人で6万5,800円の利用があったが、平成20年度は156人で6万830円と7.5%減少している。しかしながら、地球環境や健康増進等の観点から、自転車の利用促進は大変重要であり、利用者が増加するよう、指定管理者と協力してPRに努めたいと考えている。また、近隣に大石スポーツ村や瀬田川のカヌー下り等の施設があり、学生や若い人たちには低価格で宿泊できる施設として人気が出てきている。平成18年度には、テニスあるいはカヌー下りを目的とした人の利用が1,186人であり、平成20年度には約20%増の1,404人の人に利用していただいている。滋賀南部森林組合の取り組んでいる里山や自然とのふれあい事業にあわせて、施設全体の利用率が高まるよう、今後も努力したいと考えている。今後は大石スポーツ村指定管理者の財団法人大津市公園緑地協会にはこの施設の有効性をアピールし、宿泊施設の利用が増えるよう協力を求めるとともに、滋賀南部森林組合と互いの収入増加につながるよう連携強化を図りたいと考えている。



 2点目、リバーヒル大石の運営に公が関与し続けなければならない理由はどこにあるのかについて。現在この建物は、スポーツレクリエーション活動の拠点とすることなどを目的とした行政財産として管理をしており、現時点では、指定管理者の契約期限が切れる平成25年度以降も都市公園区域内の公園施設として本市が運営し、さらなる利用促進が図れるよう努めたいと考えている。
再問
 PRして利用増加につなげていくとのことであったが、具体的にどういう形でPRされ、どのような成果を期待して努めていくのか。
答弁:都市計画部長
 サイクリングターミナルの宿泊人数は平成18年が4,620人、平成20年は4,000人と激変をしている。しかし、その一方で、若い人たちの利用は増えている。テニスコートであったり、あるいは川下りであったり、アクティブに、観光ではなしに体験を楽しみたいという人たちが非常に増えており、私はそこに希望があると思う。PRと漠然とした言い方をして失礼だったかもしれないが、例えばあの周りにはいろんな魅力があるわけで、古いお寺もいっぱいある。 あるいは、指定管理者である森林組合さんは栗東のほうの森林も管理しておられ、そことの連携もとれる。いろんなコースをどのようにしたら楽しめるか、ここをしっかりPRするということ、それからもう一つは、そのためのマップであったりホームページ上の資料提供であったり、あるいは知っていただくための努力を、さらに言えば大学生の皆さんであったり各種サークルやグループであったり、そういったところに小まめにPRをしていくという意味でのPRだと理解いただきたい。