谷ゆうじ 議会活動の軌跡〜8つの視点〜
公務日程公開のあり方について
質 問 (市長が公務日程の公開を行う目的について)
 大津市長は平成25年4月から大津市のホームページにおいて公務日程の公開を行っているが、何を目的に実施しているのか。

答弁:政策調整部長
 市長マニフェストにある市民への情報公開と情報発信を充実させること、あわせて大津市職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例の目的である透明性の高い公正な市政運営に寄与することを目的として、平成25年4月1日から過去3カ月分の実績と1週間の予定を公開している。



質 問 (公開対象となる公務内容について)
 公開対象とする公務内容については、先立って報道機関に通知した内容であると理解するが、報道機関に通知した内容に限定して公開する理由は何故か。

答弁:政策調整部長
 毎週水曜日午前中に、翌木曜日から翌週水曜日までの公務のうち、原則としてプレスリリースされた、またリリース予定のものを市長公務として広報課を通じ報道機関に通知している。市民への情報発信という点から、報道機関に知らせる情報と市民に知らせる情報は同様の内容としている。このことは、市長が参加出席する公務日程情報を発信することにより、行事等への市民参加を促すとともに、報道機関による取材、報道を通じて市民の市政への関心を高めることを目的としている。

 
再 問
 この質問をするに先立ち、平成24年度における市長のスケジュールを確認した。初問の答弁の中で、透明性の高い市政運営といわれたが、先に報道機関に通知した内容を後から市民に対して公開するという段階を踏んでいる。見ようによっては報道機関を優先し、後から市民に対して公開している、といった印象を受けるし、事実変更が生じる場合については訂正も伴ってくる。  再度伺うが、なぜ市民に対して透明性の高い市政運営をPRすることが目的としているにも関わらず、報道機関に通知された内容に限定しているのか。

答弁:政策調整部長
 公務日程の公開の目的については2点上げている。一つは、市民への情報公開と情報発信、加えてもう一つは、透明性の高い公正な市政運営に寄与するということである。現在の公務日程の公開については、プレスリリースを中心としているが、これについても透明性の高い公正な市政運営のための情報提供に資すると考えており、まずはこの4月1日からこの公務日程の公開を開始したところであり、推移をみながら、今後そのあり方についても研究をしてまいりたい。



質 問 (公務日程の変更に対する対応について)
 報道機関に通知以降、公務日程に変更が生じた場合は公開している内容を訂正することになるが、出張で不在であったにも関わらず、庁内執務として2カ月近く公開していた事例が確認されている。このような事態となった顛末を伺う。

答弁:政策調整部長
 毎週水曜日の午前中に翌日から翌週にかけての情報を公開しているが、その後に日程が変更される場合がある。御指摘のとおり、ホームページ掲載の公務情報は、公開開始の4月時点において3月末までの情報に修正や変更があれば修正しておくべきだったが、公開を開始した当初で事務手続がまだ十分でなかったことから修正できていなかった。今後においては、このようなことがないよう努めていく。


質 問 (市政運営の透明性を高めるために必要な取り組みついて)
 今後は公務日程を公開する目的に即した要綱や要領を策定し、市政運営の透明性向上に取り組むべきと考える。市民への説明責任を果たす上においても必要な措置と考えるが、本市の見解を伺う。

答弁:政策調整部長
 市長にはさまざまな方々からの御挨拶、面談やイベント等への出席依頼がある。公務日程の公開についても、現在も一定のルールに基づいて情報を提供しているが、他都市の事例等を参考に検証や見直しを行い、なお一層公開目的に則った透明性の高い公開ルールとしてまいりたい。

 
再 問
 透明性をより高めていくためにまた検討するという答弁だった。私が今の答弁を聞いて感じたのは、大津市長として積極的に市民、そして報道機関に発信したい性格の情報だけを精査して公開することを前提としていても、私は透明性の高い市政運営に寄与するものにならないと考える。
 さきほど提案させていただいたが、要綱や要領などを策定することによって、言うなればこの要綱に基づけば、どなたであっても、どういった会談、面談、要望であっても、いついつどなたが大津市長を訪れられ、どういった公務としてその時間が費やされたかということを、積極的に市民に示していく姿勢が何よりも大切であるというふうに考えるが、今の答弁はそのように理解してよいのか。

答弁:都市計画部長
 現在この4月から公開をさせていただいている情報については、他都市の状況、特に県内の状況から見ても、同程度、平均以上の公開の状況にあると、そのように理解している。現在の公開のルールについても、一定私どもの内部のルールとして持っており、その内容についてより一層精査し、透明性の高い日程の公開になるように努めてまいりたい。

 
再々問
 改めてもう一度検討するということだが、そのルールというのは内規として、いわゆる庁外、市民に対しては不開示とするのか、それとも開示をした上で公務日程を公開する考えなのか、重ねて伺う。

答弁:政策調整部長
 市長の公務日程の公開については、コンプライアンスや情報公開の側面からも公正、公平な対応に努める必要があると認識している。しかしながら一方では、公開できない情報もあるものと考えており、大津市情報公開条例等の規定も準用し、例えば公共の安全と秩序の維持に支障が生じるものであるとか、審議、検討または協議に関するもので、公にすることにより率直な意見交換等が損なわれるものであるとか、契約、交渉、訴訟に関するものなど、さまざまな情報公開に適さないものがあると考えており、その辺との関係も踏まえ、どのような公務日程の公開が適切であるかという観点でまた精査をしてまいりたい。

 
再々再問
 情報公開にそぐわない公務があるということも理解している。私が問うているのは、そういったことも含めて公開をするに当たるルールを市民対して開示する考えがあるのか、ないのかということを訊いている。

答弁:政策調整部長
 現在のところ、内規で、内部でルールを持って運用をしているが、その公開のあり方についても、あわせて研究をしてまいりたい。