谷ゆうじ 議会活動の軌跡〜8つの視点〜
6.湖都に相応しいまちなみ


トピックス
近江八景・旧東海道でつながる草津市と連携した景観形成 (タニフェスト2015関連項目) (タニフェスト2011関連項目)

取り組みの背景

・平成20年10月、市街地における適切な高度利用のあり方と古都にふさわしい姿について専門的に検討するため、「市街地の高度利用のあり方検討委員会が設置される。検討の結果、基本目標に掲げられた「琵琶湖でつながる大津の景観」を実現するためには、大津らしさを感じる景観の特性に配慮するとともに、時代を超えて受継がれてきた近江八景に代表される眺望景観を大切にすることが必要と結論付けられ、平成22年3月に「保全と創造で時を結ぶ『近江新八景』ルール」の提言が行われた。
・平成23年1月には、商業系及び工業系用途地域を対象とした高度地区の拡充が行われましたが、近江八景のうち「矢橋の帰帆」は草津市を代表する風景であり、琵琶湖をはさんで向かい合う両市の連携が必要となったものの、その実現には至っていなかった。
・滋賀県景観行政団体協議会が設立されているものの、それぞれが個別に景観計画を有していることから、滋賀県のリーダーシップには限界がある。

取り組みの経過

・平成22年2月定例会、湖国の特徴である「広がりとつながりのある風景」を守り育てるためには、対岸に位置する草津市との連携を強化し、水辺や街道の景観形成については、一体的に努めていく必要があると提言。これを受けて大津市は、草津市と近江八景を基軸とした連携を図るために協議を行っていく方針を明らかにする。
・平成23年5月定例会、協議会の立ち上げなど、どういった形で草津市と連携を図っていくかを確認。将来の市民に継承する、魅力ある景観づくりが出来る仕組みを作っていきたいとの見解が示される。
・平成24年2月定例会、(社)滋賀県建築士会大津支部及び湖南支部(当時)が主催する近江八景をテーマとした事業に両市職員が参加されたことを踏まえ、共有すべき理念の構築に向けた今後の取り組みについて確認。両市長による対談も視野に入れながら、連携を強化するための新たな組織づくりを進めていきたいとの決意が述べられる。
・平成24年9月には「大津・草津湖上サミット」、同年11月には「草津景観フォーラム」が両市長参加のもとで開催される。近江八景に象徴される対岸の景観や旧東海道でつながる歴史的景観及び屋外広告物行政等について連携を強化する方針が確認され、協議会の設置に向けた具体的な話し合いが行われた。

取り組みの成果

・平成25年11月、市民と事業者との協働による景観づくりを両市が一体となって実現するため、「びわこ大津草津景観推進協議会(連絡調整協議会)」が設立される。
・協議会設立にあわせて調印された「びわこ大津草津景観宣言」には、両市民が互いに協力をし、価値の高い景観の保全と新たな創造に取り組み、いっそう愛着と魅力のあるものとして未来につないでいくことが記されており、近江八景や旧東海道の歴史文化を次世代に継承するための事業については、今後も継続して開催されることになる。
・平成27年12月、地方自治法252条2の2の規定に基づき、新たな規約のもとで「びわこ大津草津景観推進協議会(広域計画策定協議会)」を設置することが、大津市議会及び草津市議会において、全会一致で承認された。

これからの取り組み

・びわこ大津草津景観推進協議会については、議会の議決を経た計画作成協議会として、対岸景観保全のための施策検討、旧東海道沿道の連続性ある景観形成、屋外広告物の統一した規制誘導に取り組むことになる。平成28年度においては、成安造形大学の協力のもと、両市協同デザインによる旧東海道案内看板の設置に向けた検討が進められている。
・両市景観審議会の参画をもって、(仮称)びわこ大津草津景観基本計画の策定に向けて検討を開始することになるが、市民、事業者の意見を反映したものとするためには、びわこ大津草津景観推進協議会の運営体制を官民連携のもとで強化する必要がある。
・景観法には複数の景観行政団体による、広域的な連携体制に関する事項は明記されていない。地方自治法252条2の2の規定に基づき設置された協議会を景観協議会(景観法第15条)に位置づけた事例は存在しないが、滋賀県建築士会をはじめとするまちづくり団体が構成員となって両市の連携がより一層推進されるよう、全国に先駆けて取り組んでいく。

【関連質問(9)(13)(15)(16)(17)(18)(21)(23)(25)(27)(28)】

参考:近江八景と旧東海道でつながる大津市と草津市の広域景観連携

参考:大津市議会ホームページ 大津市・草津市の景観連携


     びわこ大津草津景観宣言の調印
質問関連報道
「急がば回れ」は本当? 徒歩14`VS漁船10`
旧東海道草津宿〜大津宿間 県建築士会ら 400年前の姿で競争

平成24年1月13日 毎日新聞

急がば回れ 矢橋の渡し経由湖上コース 瀬田唐橋経由徒歩コース 実証なるか
草津‐大津間 速さ比べ 県建築士会、あすイベント

平成24年1月28日 京都新聞

大津・草津両市長 景観保全で連携 初の湖上サミット
平成24年9月18日 朝日新聞

景観施策で連携強化へ 大津・草津湖上サミット 2市長が船上視察
平成24年9月18日 産経新聞

湖岸の風景・街並み調和を 大津・草津市長が船上会談
平成24年9月18日 読売新聞

景観保全へ連携を 大津市草津市 湖上サミットで協議
平成24年9月18日 中日新聞

大津・草津市長 初の湖上サミット
平成24年9月18日 京都新聞

美しい景観守ろう 大津・草津フォーラム 両市、連携強化 再確認
平成24年11月25日 産経新聞

大津市→ 琵琶湖挟み景観で連携 ←草津市  協議会設立準備  旧東海道 町並み保全も
平成24年12月29日 京都新聞

湖岸景観 市域超え保全 大津、草津市が初の協議会 屋外広告物規制も
平成25年11月3日 京都新聞

琵琶湖挟んで景観協議 大津、草津市 基本計画策定へ
平成25年11月3日 讀賣新聞

景観保全へ協力「宣言」に調印 大津市と草津市
平成25年11月3日 中日新聞

大津、草津の琵琶湖景観保護って何?
対岸の両市民が協力し保全創造 価値の高い景観を後世に残す

平成25年11月27日 毎日新聞

琵琶湖岸の眺望、対岸同士でルール化 大津・草津市、連携へ
平成27年6月11日 京都新聞

優秀マニフェスト賞 谷祐治・大津市議 大津草津の景観連携で
平成27年10月29日 滋賀報知新聞

大津・草津市 景観保全で連携 法定協議会設置、両市が議案提出へ
平成27年11月26日 産経新聞

湖岸保全 推進協設置を提案
平成27年12月1日 讀賣新聞

旧東海道案内看板 景観生かすぞ 成安造形大学と大津・草津市 デザインや設置場所検討
平成28年5月31日 京都新聞


建築物の高さ規制
平成22年3月に「市街地の高度利用のあり方検討委員会」から「保全と創造で時を結ぶ『近江新八景』ルール」の提言がなされ、平成23年1月に高度地区を拡充する都市計画の変更(駅前など一部を除く商業系用途地域と工業系用途地域を対象にした高さ規制の強化) が行われました。 【関連質問(1)(3)(5)(6)(9)】
質問関連報道
大津市、高さ規制検討へ 商、工業系用途地域 県の景観計画に同調
(平成19年9月13日 京都新聞 朝刊)

違法屋外広告物の簡易除却作業
平成21年4月、ボランティア団体「大津まちなかスッキリ士隊」が発足し、講習を受講した市民・事業者が違法な貼紙の除却を行うことが可能となりました。(市内に在住し、又は通勤・通学されている満20歳以上の方3名以上で構成する団体を対象。)
【関連質問(2)】

質問関連報道
大津の景観守ろう 電柱の違法ビラはがし「まちなかスッキリ士隊」発足「専用器具使い簡単に」
(平成21年4月8日 朝日新聞 朝刊)

違法広告物撤去 市民の手で 「スッキリ士隊」出陣 大津市が呼び掛け発足
(平成21年4月8日 京都新聞 朝刊)

大津市の違法広告物除去 「スッキリ士隊」活動開始
(平成21年4月8日 産経新聞 朝刊)

違法広告 スッキリ士隊 県から大津市に対策権限が移譲 ボランティアが除去
(平成21年4月8日 中日新聞 朝刊)

屋外広告物の顕彰制度
平成22年度、まちなみに調和し、美しい景観を演出している優れたデザインの屋外広告物を顕彰する「キラッとおおつ景観広告賞」が創設され、中心市街地活性化基本計画区域内を対象に募集が行われました。 【関連質問(8)】
質問関連報道
町並みに映える看板探しています 市が景観広告賞募集
(平成22年8月3日 毎日新聞 朝刊)

古都にふさわしい看板は? 大津市募集、景観指標に
(平成22年9月3日 京都新聞 朝刊)