谷ゆうじ 議会活動の軌跡〜8つの視点〜
図書館行政の発展に向けた取り組みについて
質 問
 大津市民間委託推進ガイドラインの策定に当たって行われたパブリックコメントにおいては、意見総数457件のうち、図書館に関する意見は388件であり、多くの市民が図書館の行く末に懸念を抱かれていることを示す結果となりました。
 そもそも図書館とは人づくりを担う施設であり、民間が担える範囲の業務があることを理由に指定管理者制度を導入すべきではありません。むしろ図書館本来が持つ可能性を最大限発揮するため、必要な措置を積極的に講じるべきであり、図書購入費についても児童図書を中心として増額を図るべきと考えます。
 大津市図書館協議会は、大津市立図書館における指定管理者制度についての図書館長からの諮問に対し、指定管理者制度はなじまないとする答申がなされました。大津市教育委員会は、図書館の報告を踏まえて今後の運営方針を決定されると認識していますが、図書館行政を発展させていくに当たって設置者である自治体が担う役割をどのように認識され検討に臨まれようとしているのか。運営方針を明確にされるまでのスケジュールと図書購入費の現状と増額に対する考えとあわせて見解を伺います。

答弁:教育長
 大津市立図書館は、これまでから市民の求める図書を自由に気軽に貸し出すこと、児童の読書要求に応え児童サービスに重点を置くこと、さらにあらゆる人に図書を貸し出し、図書館を市民の身近な施設とするためサービス網を形成すること、この三つを基本方針として掲げ、図書館サービスを展開してまいりました。これらは、本市が図書館行政の発展を目指すに当たって、本市が担うべき責務であると認識しております。また、今後の運営の検討においても、この基本方針を生かし、図書館協議会の答申も尊重しながら進めてまいりたいと考えております。

 図書館から教育委員会への答申に関する報告は、7月末を目途にしておりますが、その後教育委員会で慎重に検討してまいります。また、図書購入費についてでありますが、本市においては厳しい財政状況ではありますが、その中において一定の確保に努めているところであります。児童図書につきましては、子どもたちの健やかな成長の支援を行っていくことも図書館の使命と認識しておりますので、今後も児童図書の購入費も一定確保しつつ、全体の図書の充実に努めてまいります。

再 問
 図書館としての考えを受けられた後に、教育委員会として皆さんが協議会、定例会などで議論されて一定方向性を見出されることになると思うのですが、例えば、予算や大津市が現在進めようとしている公共施設のあり方に関する取り組みなど、さまざま取り組みの中での節目があるわけですね。
 ですので、教育委員会としてもしっかりとスケジュール感を持って対応いただくことが重要です。設置者である大津市は、図書館をどのようにしたいのかなと思われている方々が多いのではないかなと考えまして、もう一度答弁願います。

答弁:教育長
 スケジュール感ということでございますけれども、今現在図書館のほうにおいて答申を受けましたので、今、議員がお述べのとおり、財政的なこと、それから公共施設のあり方についてのそういった考え方も一定整理をしながら、またもちろんパブリックコメントでたくさんの市民の皆様から御意見をいただいております。
 先ほども御答弁申し上げましたけれども、本当に図書館を大切に思ってくださっている市民の方の御意見がございましたので、どういった図書館が私たちの理想ですよといった御意見も頂戴しておりますので、そういったこともきちんと整理をした上で教育委員会の中でしっかりとした議論をしたいと思っております。ただ、やはりいつまでも先延ばしをするとか、そういった考えはございませんので、できるだけ速やかに答えは出していきたいというふうには思っております。ちょっと今何月までにということはここでは申し上げられませんが、できるだけ速やかにということは思っております。

再々問
 もう一度申し上げます。設置者である自治体が担う役割に対する認識が何か伝わってこないのですよ。できれば委員長のほうからお答えをいただきたいと思います。

答弁:教育委員会委員長
 私たち教育委員会は、子どもたちの将来をどう支援していくのか、今後この大津を担う子どもたちに対してどんなふうに支援をしていくのか、その一つの大きな役割として図書館というのがあるだろうというふうに思います。
 知的好奇心を駆り立てて、子どもたち自らが本に接するというふうな、そういった環境づくり、また子どもたちの人的環境という、私たち大人がそういった書物にふれあって物事を考え、そして推し進めていくというふうな、そういったことも大人のほうから影響できるような、そのための基礎づくりとしての図書館というふうなことが私は考えられるというふうに思っております。そういう意味で、今後充実をさせていくというふうなことは間違いないというふうに思っております。