【分割発注】

 予算決算常任委員会総務分科会を傍聴。清正会所属の山本議員が大津市民病院における少額随意契約の実態を明らかにされました。担当課職員が分割発注に至った経緯等について説明がありましたが、違和感を覚えた契約は複数に渡っており、「事前の検討が不十分であった」という次元では評価できないと感じました。

私は議員として活動を始めるまでの約10年間、県内他市において施設改修等の設計業務に従事をさせていただきました。
建築士としての経験で申し上げるのであれば、本来必要とされる設計図書が作成されたのかが気になるところであり、された上での分割発注であったならば、工事内容を決定する過程そのものに問題を見出すことになります。

また、医療機器の購入についても課題が多いと感じました。
現時点で改善が図られている点については評価をするものですが、入札が予定価格の超過によって不調に終わった場合におこなわれる随意契約(不落随契)のあり方については、遡って検証を行うべきと考えます。
1回目の入札で最低価格を投函した事業者が、2回目及び3回目においても最低価格を投函した割合、また、示談に至った事業者が予定価格の算出根拠となる唯一の見積提出事業者であった割合などを確認し、さらなる透明性、競争性を確保するために必要であれば、メンバーを入れ替えて再入札に付すべきです。

いずれにせよ、大津市民病院の契約過程については、今だ課題が多いと認識しており、討論において厳しく指摘をおこなう予定です。

 

 

 

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