【反対討論】

 9月通常会議に提出された議案のうち、決算議案を除く議案について採決が行われました。補正予算については、予算決算常任委員会において修正案を提出しましたが、賛成少数で否決となり、本会議においては、提出に必要となる議員数の賛同が得られなかったため、原案について反対をしました。

以下は、所属会派・清正会を代表して山本幹事長が行われた反対討論の要約です。

コールセンターの設置については、市民サービスの向上などに資する取り組みであることは一定評価するものの、本会議や委員会における市長の答弁を踏まえ、実施目的に疑義が生じました。
業務の効率化を図ることは大切ですが、限られた正職員で事業が執行されている各部局の現状を踏まえると、電話対応に要する時間が短縮されたところで、人員や人件費の削減につながるものではないと考えます。
市長は予算決算常任委員会生活産業分科会において、誤解を与える表現であったとの主旨で本会議における発言を取り消すに至った経緯を説明されましたが、人員と人件費の削減についてははっきりと明言されており、到底納得のいくものではありません。
庁内における認識の共有が十分に図られていないと判断し、債務負担行為に反対をするものです。

人事・給与構造改革の推進経費の追加(全正職員を対象としたアンケート)については、二役査定を踏まえて予算措置されたものであり、当初、人事課は通常業務の範囲内において実施を予定していました。
勤務時間中におけるアンケートの回答を前提とされていますが、職種によっては困難な場合もあり、時間外での対応を余儀なくされます。
組合交渉を念頭において実施されるアンケートであると説明を受けましたが、300万円という多額の予算を投じずとも、可能な範囲において、人事課で対応すべきと考えます。

週明けからは、決算の審査が始まります。
これまでどおり、是是非非の姿勢で審査に臨んでまいります。

夕刻からは、インターン生を受け入れた会派の合同主催で学生との意見交換会を開催。
議会活性化の観点からも、大変有意義な機会になったと考えます。

 

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