【つくば環境スタイル】

 10月28日、生活産業常任委員会の行政視察にて、茨城県つくば市を訪問。つくば市環境モデル都市行動計画(つくば環境スタイル”SMILe)について、科学技術振興部スマートシティ推進課から説明をいただきました。

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【つくば市イメージキャラクター「フックン船長」】

この計画は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」の規定に基づく計画として位置づけられており、S(Smart Community)、М(Mobility Traffic)、I(Innovation&Technology)、Le(Learning&Education)の4つの統合アプローチにより、高齢者や子どもをはじめ、すべての市民が笑顔になる街の実現を目指して取り組みを進めておられます。

〇Smart Community コミュニティエコライフ
省エネ住宅の普及や低炭素都市づくりに必要な面へのアプローチをまちづくりの機会を活用して進められています。
●コミュニティ型低炭素モデル街区の整備
●再生可能エネルギーを電源とするCEMS(コミュニティエネルギーマネジメントシステム)
●建物の低炭素化

〇Mobi lity Traffic モビリティ・交通
モビリティロボット実験特区をいかした短距離移動手段の多様化により、安全に移動できるまちづくりを進めておられます。
●快適な移動空間の構築
●低炭素車(EV・超小型EV等)への変換
●低炭素な移動手段への転換
●低炭素交通シェアリングシステム

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〇Innovation&Technology 最先端技術
つくば環境スタイル”実験低炭素タウン”として、最先端の低炭素技術の実証実験を通じた新たなビジネスモデル構築を図られると共に、研究機関の有する最先端技術の実装やオープンファシリティなどの先導的対策に取り組んでおられます。
●藻類バイオマスエネルギーの実用化
●世界的ナノテク拠点の形成
●研究機関の低炭素化と連携
●環境ビジネス化

〇Learning&Education  環境教育・実践
オールつくばで実践する新しい連携スタイルと、それによる効果的な取組が持続する低炭素社会を目指し、次世代を担う子どもたちへの環境教育をはじめとする人材育成に力を注がれています。
●子どもたちへの教育(つくばスタイル科)
●市民教育・実践(サポーターズプログラム)
●(仮称)つくば環境スタイルセンター

人々の暮らし(建物や移動)に起因する、温室効果ガスを重点的に削減するモデルとして、学ぶべき点は多いと感じました。
特に大学や企業、研究機関との連携については、さらなる可能性を探るべきとの考えを新たにしました。

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