【バリアフリー実態調査】

 4月7日、和邇文化センター及び北部地域文化センターを訪問。併設されている図書館とあわせ、バリアフリーの実態調査を行いました。この4月に施行された「障害者差別解消法」が定める合理的配慮のあり方について理解を深め、ハード面やソフト面での環境改善に向けて提言することを目的としています。

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和邇文化センターについては、駐車場から施設入口に至るまでの動線に改善の余地があると考えます。
車いすを使用される方が車路を横断しないで駐車いだだける区画を敷地内に設けることが出来ないものか、あらためて調査を行ってまいります。


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また、雨が降っていて気づいたのですが、インターロッキングの表層がコケ?で黒ずんでいました。
水勾配が不十分なのか、それとも、プランターボックスが雨水の流れをせき止めているからなのか!?
水たまりが広範囲に広がっており、大変
滑りやすい状態となっていました。

職員さんにお伝えしたところ、早速、改善いただけるとの事でした。
図書館では利用者の声をサービスに活かすことの意義について意見交換をさせていただき、大変有意義な調査となりました。

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引き続き、北部地域文化センターへ。(下写真)
駐車場からエントランスまでの動線は短いものの、点字ブロックが敷設されていませんでした。
和邇文化センターについても、敷設の範囲が限定されていることから、誰もが円滑に利用できる経路の確保に向け、計画的に取り組んでいただきたいと考えます。(上写真)

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下の写真は昨年度に竣工した道の駅「妹子の郷」。
エントランス前には「思いやり区画」が整備され、車いす使用者優先区画には屋根がかけられています。
設計時点における関係法令や条例の整備状況は異なるものの、バリアフリー対応の充実を図る上において、参考にすべき点が多く見受けられました。
公共施設白書における施設分類に基づき、他の施設についても調査を継続してまいります。

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