【浄水発生土】

大津市企業局においては、一昨年度末に策定された「湖都大津・水道ビジョン」に基づき、浄水工程で発生する土(以下、浄水発生土)を再利用して植栽土壌とする事業を八屋戸浄水場敷地内にて取り組んでいます。6ある浄水場から年間・約900t発生する浄水発生土を活用して同1,000㎥の製造を見込まれており、バークなどをまぜて植栽土壌となる工程を視察させていただきました。

この植栽土壌の特徴は何といっても軽いこと!!
いわゆる一般の植栽土壌と比べて、その重さは体積比で6割程度とのことであり、積載荷重を軽減させることが求められる屋上緑化に適しています。
搬入されてきた浄水発生土を触らせていただき、そのことを実感いたしました。
しかも、特有の臭いもありません!!

セメント材料の副資材としての活用と比べて財政的効果は大きく、そしてなにより、琵琶湖を水源とする大津市にとって、環境面においても有意義な取り組みであると高く評価するものです。
現在は試験的な運用であり、市民への配布は行っておられませんが、将来的には、琵琶湖の水草を活用した肥料をブレンドするなど、事業のさらなる発展に期待をするものです。
 
参考:滋賀県ホームページ 琵琶湖の水草の有効利用

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