【総務常任委員会】

9月21日、総務常任委員会に出席。付託案件について審査を行った後、消防活動支援協定の現状と今後について、所管事務調査を行いました。協定を締結いただいた団体に消防活動の協力を依頼されるにあたっては、消防署員や消防団員が着用されている難燃素材の活動服を貸与されるなど、安全対策のさらなる強化に取り組まれるべきと提言いたしました。

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消防局からは、中消防署の整備方針について報告がありました。

9月通常会議における質疑一般質問でもあらためて取り上げましたが、大津市は中消防署の更新整備に係る候補地として、別所合同宿舎、皇子山総合運動公園国体記念広場及び同多目的広場(通称、4面グラウンド)、大津市伝統芸能会館駐車場、大津市役所別館敷地業務用駐車場を選定しています。
これからも検討を進めていくとのことでしたが、整備するにあたっての課題は既に明確になっており、これ以上、長い時間をかけて検討することはないと考えます。

そもそも、国有地(別所合同宿舎、皇子山総合運動公園国体記念広場及び同多目的広場)に関しては、財務省側の意向を確認しないことには、絞り込みのしようもありません。
この点については、消防局も同様の認識でおられると判断するに至りました。

他の候補地の存在すら、明らかにされないまま、時間だけが過ぎています。
かなり踏み込んでその事実を確認いたしましたが、責任ある答弁が出来ないとの消防局からの発言を受け、私自身、市民の皆様からの負託にお応え出来ていないとの想いが胸に去来してきました。
何をどのように質疑しても、同じ趣旨の答弁しかえることができませんでした…。

大津市消防局職員の皆さんこそが、誰よりも、早急に中消防署の移転先を選定されたいと考えておられると認識しています。
しかしながら、議会に報告される内容は、実態として「何も進んでいない」としか評価できず、総務部からも、平成17年度以降「無駄のない調査・検討のながれ」として、これまでの本庁舎耐震化に向けた取り組みについて報告がありましたが、早期実現に向け、必要な予算を効果的に措置されてきたのかといえば、そうではなかったと考えます。

委員会終了後、あらためてこの十数年間にわたる取り組みを報告書や議会議事録で振り返りました。
私には、何をもって「無駄」と表現されているのか、理解が出来ません。

災害対応拠点となる本庁舎及び中消防署の整備は喫緊の課題です。
以前、質疑一般質問にて提言をいたしましたが、庁舎整備に特化した組織を早急に立ち上げるべきと考えます。

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