バリアフリーチェック

11月8日、公益社団法人滋賀県建築士会大津地区委員会総務部会の一員として、大津市民会館/大津公民館を対象に実施された公共施設バリアフリーチェックに参加をする。この取り組みは、大津市差別解消支援地域協議会の構成団体(障害者差別のないおおつをめざす会、大津市障害児者と支える人の会、大津市身体障害者更生会、大津視覚障害者協会、大津市ろうあ福祉協会、滋賀県建築士会:順不同)参加のもとで行われています。これまでの間、生涯学習センター、北部地域文化センター、和邇文化センター、大津市立図書館、大津市歴史博物館、市民文化会館を対象に実施されてきました。
 
移動等の障壁となっている箇所を確認し、施設所管課と共にさらなるバリアフリーを推進しようとするものであり、調査結果は大津市障害者自立支援協議会(差別解消部会)へ情報提供されることになります。 
 
どなたにとっても利用しやすい施設となるよう、私自身もあらゆる機会を通じて、精一杯努めてまいります。
 
〇車いすを使用されている方が利用される駐車場

 
駐車場の区画線が完全に消えていいます。
また、ホールに直結する通路を移動するには鉄扉を開閉しなければなりませんが、インターフォンまでは距離があり、当該駐車場における案内表示も不十分です。
 
 
滋賀県においては、障害のある人や高齢者、妊産婦やけが人などの移動に配慮が必要な方が使いやすい駐車の仕組みとして、滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証制度が導入されています。
現在、大津市役所駐車場には「思いやり区画」が設置されていますが、琵琶湖ホテルに隣接する駐車場を含め、駐車区画のあり方を見直されるべきと考えます。
 
そもそも、大津市はホームページにおいて、『駐車場はありません。お車でのご来場は固くお断りしております。ご来場の際には、公共交通機関のご利用をお願いします。』と記載しています。
また、大津市民会館/大津公民館のホームページにおいても『お車でのご来場は固くお断りしております。ご来場の際には、公共交通機関のご利用をお願いします。』との案内がなされています。
 
しかしながら、同会館ホームページ「よくある質問」における「駐車場はありますか?」との質問に対しては、『琵琶湖ホテル裏側にある駐車場(66台収容)をご利用ください。「市民会館用」と表記されている方をご利用いただくと無料で駐車できます。』と回答されています。
 
大津市はなぜ「駐車場はありません」と公表しているのか?
限られた駐車台数にせよ、施設設置者として、正しい情報を発信されるべきです。
 
【追記21.11.22】11月21日時点において、上記ホームページの記載内容は修正されています。
 
リンク:谷ゆうじHP バリアフリーのさらなる推進に向けた取り組みについて(H27.6)
 
 

 

 

 

 
参考(大津市役所駐車場)
170329-03.JPG
 
〇階段昇降機
 
電動車いすを使用されている方が乗車されたものの、装置が稼働しませんでした。
また、一部多目的トイレにおいては、開閉スイッチの場所に改善箇所が確認されました。
 
 

 
電動車いすの重さや寸法に見合ったバリアフリー対応の重要性を再認識いたしました。
 
 
〇階段の滑り止め
 
滑り止めは段差を識別しやすい色であることが望まれます。
参加者の方に「大津駅前公園の滑り止めは段差が分かりやすい」と教えていただき、バリアフリーチェック終了後、確認しに行きました。
濃い黄色の滑り止め、段差が識別しやすいです!!

 

 
参考(大津駅前公園)

 
追記
 
意見交換が行われた部屋、とても薄暗く感じました。
他の参加者からも同趣旨のご発言がありました。
 
蛍光灯3本のうち、2本がきれている器具が確認されました
調べた器具だけかもしれませんが、必要な明るさを確保するためにも、交換は適宜行っていただきたいと考えます。
 

 

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