【景観まちづくりフォーラム】

  公益社団法人日本建築家協会近畿地区滋賀地域会主催による「景観まちづくりフォーラム」が膳所の地で開催される。膳所本町周辺においては、旧東海道を中心に風情あるまちなみが今も残されており、「本丸町」や「御殿が浜」などの地名がまちの歴史を物語っています。

◎講演会
「城塞都市・膳所のまちづくりについて」
講師 大津市生涯学習センター 所長  寺田 智次氏

◎まちなみ散策
旧東海道・膳所城下町周辺
出発⇒蘆花浅水荘⇒篠津神社⇒膳所神社

講演会においては、城砦都市である膳所のまちづくりについて、幕末の町割りを現在の街区と比較して説明いただきました。
イラストで記された地図は大変分かりやすく、東海道に沿って防塁が存在していたことを知りました。

まちなみ散策においては、初めて蘆花浅水荘を訪れました。
庭の紅葉が大変美しく、進行役ながら、しばし時を忘れました。

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さる11月6日、公益社団法人日本建築家協会は、大津市から景観整備機構の指定を受けました。
滋賀県では初めてとなる指定であり、この度のフォーラムは景観整備機構として開催する初めての事業となりました。

近畿支部支部長がご挨拶で景観法の理念を紹介されました。
基本理念の実現に寄与できるよう、会員の一員として今後も研鑽に努めてまいります。

景観法 基本理念

第二条  良好な景観は、美しく風格のある国土の形成と潤いのある豊かな生活環境の創造に不可欠なものであることにかんがみ、国民共通の資産として、現在及び将来の国民がその恵沢を享受できるよう、その整備及び保全が図られなければならない。

 良好な景観は、地域の自然、歴史、文化等と人々の生活、経済活動等との調和により形成されるものであることにかんがみ、適正な制限の下にこれらが調和した土地利用がなされること等を通じて、その整備及び保全が図られなければならない。

 良好な景観は、地域の固有の特性と密接に関連するものであることにかんがみ、地域住民の意向を踏まえ、それぞれの地域の個性及び特色の伸長に資するよう、その多様な形成が図られなければならない。

 良好な景観は、観光その他の地域間の交流の促進に大きな役割を担うものであることにかんがみ、地域の活性化に資するよう、地方公共団体、事業者及び住民により、その形成に向けて一体的な取組がなされなければならない。

 良好な景観の形成は、現にある良好な景観を保全することのみならず、新たに良好な景観を創出することを含むものであることを旨として、行われなければならない。

今後も地域会の一員として、事業の充実に努めてまいります。

 

 

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