市立保育園のあり方

3月28日、「市立保育園のあり方の方針 基本的な考え方」について執行部から説明を受ける。「市立保育園のあり方方針」というよりも、民営化に向けた基本的な考え方を示した資料であり、「耐震不足及び老朽化した市立園の民営化検討」の項目においては、「比良保育園(昭和48年建設)、唐崎保育園(昭和50年建設)、和邇保育園(昭和55年建設)の耐震診断結果を踏まえ、民営化を検討します。」と記述されています。既に診断の結果は明らかとなっている(強度不足)にも関わらず、開設者として無責任極まりない方針であり、憤りを覚えました。
 

 
そもそも、唐崎保育園については、もともとは耐震診断ではなく、改築を想定して耐力度調査を検討されてたと認識しています。
平成25年度、市長は私からの質疑一般質問に対して、下記のとおり答弁されています。
 
「唐崎保育園の耐力度調査を見送った理由についてでありますが、現施設の老朽化や狭隘化については認識しておりますが、先に述べたとおり、財源確保の理由からその実施を見送ったものであります。」
 

子どもや保育士の命に係わる問題であるにも関わらず、具体的な方針は何ら示されることなく、課題は先送り…。
近隣に民間園が整備されれば廃園にするつもりなのか!?
それとも、民間に委ねることができなければ、築50年近くが経過した鉄骨造の建物を補強して使用し続けるつもりなのか!? 


「耐震診断結果を踏まえ、民営化を検討します」
 
私には、大津市の考えが全く理解できません!!
具体性に乏しい、無責任な方針には断固として反対をいたします。
 

 

参考:谷ゆうじHP  市有建築物の耐震化に向けた取り組みについて(H26.2)
 

参考:谷ゆうじHP  公立保育園の民営化に向けた検討のあり方について(H30.6)
 

 

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