共生社会の実現推進に向けた取り組みについて( R4. 6)

質問

1点目、大津市公共サインガイドラインの策定に向けた取り組みについて。大津市は様々な目的で公共空間に地図や標識などを設置しています。以下、これらを公共サインと総称しますが、適切に維持管理されていないものが市内各地で散見されます。一例として申し上げると、大津市民会館前に設置された音声・触知案内図については押しボタンが壊れたままであり、長等市民センター前の周辺地図については、劣化が著しく、もはや地図と言える状態にありません。また、地図表記の修正については、所管課の枠組みを超え、大津市として一元的に対応されるべきであり、誤った情報が発信されている現状は早期に解消されるべきと考えます。
 
 

 

 

 

 

 

 

公共サインの整備更新、また、適切な維持管理を行うにあたり、景観や周辺環境との調和に配慮することにあわせ、ユニバーサルデザインの視点を踏まえながら、新たに大津市公共サインガイドラインを策定されることを提言するものです。大津市は今後、どの様な方針のもと、誰にとっても見やすく、分かりやすい公共サインの整備更新、適切な維持管理に取り組んでいくつもりなのか。本市における公共サインの現状に対する評価とあわせて見解を求めます。
 
2点目、ユニバーサルデザインに配慮した公園遊具の設置に向けた取り組みについて。 令和3年12月通常会議における質疑・一般質問でも申し述べましたが、大津市は第4次大津市緑の基本計画のコラム欄に障害のある方や障害のある子どもたちの保護者、また、支援者の皆さんから寄せられた、公園で遊ぶときに困っていることや希望などを掲載しています。遊具について寄せられた意見を一部要約して紹介させていただきます。
 
・車いす利用者は、砂場の砂に手が届かない。テーブル式の砂場は、車いすを利用する子どもでも遊べる。
 
・ほとんどのブランコは、車いす利用者には使えないが、ハーフバケットブランコであれば使える。

 
・砂地や段差などは、車いすでは遊具に近づけないが、ゴム地であれば近づける。
 
・車いすに対応した遊具は、障害のない子どもも楽しむことができる。ユニバーサルデザインの遊具は、障害に関係なく同じものをみんなで遊ぶことができるので良い。
 
そのうえで、大津市は「公園のバリアフリーとユニバーサルデザイン」をテーマとした当該コラムを下記の文章で締めくくっています。
 
平成 25 年に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が制定されて以降、 障害のある方の社会的障壁を取り除くための合理的な配慮が求められています。数 cm の段差が、障害のある方が地域の方々と共に過ごすことのできない大きな障壁となっています。 障害のある方も障害のない方も、同じ時間を同じように過ごし、同じ感覚を共有することのできる公園のあり方が期待されています。
 
令和4年6月補正予算において、スポーツや運動に親しめる環境づくりの推進に要する経費として、清林パークほか8公園を対象として、市民の屋外活動支援を目的とした都市公園における公園遊具の更新等経費が計上されました。今回整備される予定の公園遊具はユニバーサルデザインに配慮された遊具なのでしょうか。
 
私は、第4次大津市緑の基本計画で紹介された、ユニバーサルデザインに配慮した遊具に関する市民意見をどの様な取り組みのもとで公園の施設整備に反映させていくつもりなのか、令和3年12月通常会議において、多くの市民が利用する皇子が丘公園での設置を念頭に見解を求めました。大津市からは、今後見込まれる同公園全体の維持管理経費が多額であるため、現時点においては、ユニバーサルデザインに配慮した遊具の整備までは困難であるとの見解が示されましたが、寄せられた貴重な意見は反映していく意思をあらためて示されました。
 
近年、多くの都市でユニバーサルデザインに配慮した遊具が設置されています。過日、議会局を通じて、東京都品川区、三重県松坂市、石川県能美市から資料提供をいただきました。
 

 

 

 

私は、皇子が公園や他の都市公園においても、大型遊具に限ることなく、ユニバーサルデザインに配慮した遊具を計画的に増設していくことで、第4次大津市緑の基本計画策定時に寄せられた意見を反映することにつながると考えます。大津市は今後、どういった方針のもと、ユニバーサルデザインに配慮した公園遊具の設置に取り組んでいくつもりなのか、見解を求めます。
 
3点目、「大津絵の道」におけるバリアフリーの推進に向けた取り組みについて。過日、滋賀県立琵琶湖文化館の後継施設建設予定地と大津市歴史博物館をつなぐ「大津絵の道」の現状をバリアフリーの視点で調査してまいりました。明日都浜大津及び同施設から京阪三井寺駅方面に向かう陸橋においては、視覚障害者誘導用ブロックの色が統一されていません。理由は不明ですが、黄色に統一されるべきと考えます。また、琵琶湖疎水を横断する大津絵橋付近については、舗装の仕上げなどが異なることが影響して、段差が生じています。
 

 

 

 

 

 
現在、大津市においては、なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクトに取り組まれています。大津港港湾業務用地の一部に建設が予定されている新琵琶湖文化館と大津市歴史博物館を結ぶ「大津絵の道」を誰もが安心して快適に移動できる道として整備することは、町の魅力向上にもつながると考えます。先に提言を行いましたが、街路に設置された公共サインは適切に維持管理がなされておらず、「大津絵の道」の魅力を損ねているとすら感じました。大津市は「大津絵の道」の現状をどの様に評価しているのか。共生社会の推進実現に向けた今後の取り組みと合わせて見解を求めます。
 

答弁:都市計画部長

まず始めに、2項目めの共生社会の実現推進に向けた取り組みについてのうち、1点目の大津市公共サインガイドラインの策定に向けた取組についてでありますが、本市が設置した地図や案内板等は、所管課がそれぞれの目的に応じて設置し、維持管理を行っているのが現状であり、議員お述べのとおり、その中には経年劣化が著しいものや、現状では表記が誤っているものがあると認識しております。
地図や案内板等は誰にとっても見やすく、分かりやすいという情報伝達としての役割だけではなく、まちの景観を構成する重要な要素の一つであるため、今後、大津市の地図や案内板等のデザインや維持管理の指針について他都市の事例を参考に調査、研究するとともに、現在、策定作業を進めております第2次景観計画へ位置付けてまいりたいと考えております。
 
次に、2点目のユニバーサルデザインに配慮した公園遊具の設置に向けた取組についてのうち、1つ目の令和4年6月補正予算において計上した整備予定の公園遊具についてでありますが、長い期間故障中でありました清林パークの大型ローラーすべり台や、月輪大池公園の大型複合遊具の設置のほか、利用者の多い児童遊園地にブランコ等の設置を予定しており、今回につきましては、ユニバーサルデザインに特化した遊具の設置ではございません。

2つ目のどのような方針のもとユニバーサルデザインに配慮した遊具の設置に取り組んでいくのかについてでありますが、第4次大津市緑の基本計画に基づき、市民の皆様が多く利用される各地域の主要な公園などを対象として、ユニバーサルデザインに配慮した遊具の設置について検討をしてまいります。

 

答弁:建設部長 

3点目の「大津絵の道」におけるバリアフリーの推進に向けた取組についてでありますが、「大津絵の道」は、その一部が、大津市バリアフリー基本構想の重点整備地区であるJR大津駅・京阪びわこ浜大津駅周辺地区における生活関連経路に位置付けられております。しかしながら、その現状については、視覚障害者誘導用ブロックの色の不統一や、舗装の経年劣化による段差などが生じていると認識しております。このことから、今後、必要に応じて、適切に修繕や改修を行ってまいりたいと考えております。
 

再質問

ユニバーサルデザインに配慮した公園遊具の設置に向けた取り組みについてのうち、今後の方針についてです。第4次緑の基本計画において大津市の思いや課題認識は明確にされていると理解しています。その上で、もう一度お伺いしますが、どのような姿勢のもとで、先ほど答弁いただいた検討をされていかれるつもりなのか。
 
2点目、「大津への道」におけるバリアフリーの推進に向けた取り組みについてです。この度、調査のうえ、議場で現状をお伝えさせていただきましたが、職員の皆さん方にも普段からここが「大津絵の道」であるという認識のもとで点検をいただければと期待するものです。
今後、どういった取り組みのもと、また姿勢のもと、移動いただくにあたってより快適な道となるよう、取り組んでいただけるものなのか。もう少し詳細にお聞かせいただけないでしょうか。
 

答弁:都市計画部長

ユニバーサルデザインに配慮した遊具の設置につきましては、重要な取り組みであると認識をしております。ただ、このことに合わせて、設置する公園内での動線やバリアフリーなどの周辺環境が整っていることも必要であると思っております。このことを踏まえると、駐車場や園路、電源設備などが十分に完備してあり、職員が常駐する地区公園以上の公園などが望ましく、あわせて個別公園に対する利用者ニーズなども調査していかなければならないと考えております。そして、議員お述べの市民の皆様のご意見につきましては、令和6年度に予定しております、第4次緑の基本計画の中間見直しに合わせて、施策等に反映できるよう、遊具設置に係る周辺整備などについても調査して参ります。
 

答弁:建設部長

この「大津絵の道」は当時、浜大津整備計画のもと、浜大津から市役所前の陸上競技場、公園を結ぶ緑の多い道ということで、計画され整備されてきた位置付け等もございます。そういったことからも、先ほど初問でお答えしましたように、バリアフリー基本構想の生活安全道路でもあり、今後、国体・国スポ等もございます。来訪者も多く通られると思いますので、我々職員も、こういった経過を踏まえて、日常管理に取り組んでいきたいと思います。

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