横断歩道橋の適切な維持管理について( H29. 11)

質問

 先日、横木一丁目、国道1号歩道橋、以下、横木横断歩道橋と申し上げます、が適切に維持管理されていないとの情報が寄せられ、現地を確認してまいりました。高欄の腐食が著しく、欠損箇所が複数確認されるなど、誰の目から見ても、健全とは言いがたく、構造体に当たる柱脚においても、さびに対する対応が何らなされていませんでした。今スクリーンに投映をさせていただいております写真は、当該横断歩道橋における高欄及び柱脚部を撮影したものです。このように穴があいています。そして、この写真が柱脚の写真です。

 この横断歩道橋の管理実態について、未来まちづくり部に聞き取りを行ったところ、昭和38年、名神高速道路京都東インターチェンジの開設に合わせて京都国道事務所が整備したものであり、大津市には昭和39年に同国道事務所との間で取り交わされた仮引き継ぎ書が残されているとの報告を受けました。これまでの間、記録に残っている修繕工事として、大津市が平成元年に、そして国が安全管理上の観点から、平成20年に塗装を行った記録が残されていますが、国においても大津市から占用許可を得ることなく、電光案内板の附帯設備などを設置するなど、管理主体に対する相互認識が十分に図られないまま今日に至っています。

 平成26年6月、道路法施行規則の規定に基づいて行う点検について、国土交通省は横断歩道橋定期点検要領を定めており、管理者は5年に1度の頻度で近接目視による点検を行う必要があります。大津市は平成25年度に横木横断歩道橋を対象とした簡易点検を委託により実施し、鋼部材損傷の程度を床版と柱脚における表面のみの局部的なものと評価していますが、国が定める点検要領に基づき改めて健全性を確認する必要があります。

 国道1号を管理する滋賀国道事務所とも協議の上、必要な措置を早急に図るべきと考えますが、今後どういった方針のもとで対応されていくつもりなのか、大津市が管理する全ての横断歩道橋の維持管理方針とあわせ見解を求めます。

 

答弁:未来まちづくり部長

本市が管理する道路法に基づく橋梁の点検対象の横断歩道橋は15橋あり、そのうち1橋は既に点検を完了しており、1橋が点検中であります。議員お述べの横木横断歩道橋は、平成30年度に点検を実施する予定であり、その結果に応じて対応を実施してまいります。また、国が当該横断歩道橋に設置した電光案内板の附帯施設などによる構造上の安全性の確認を滋賀国道事務所に求めてまいります。さらに、残る12橋についても点検を行うとともに、横断歩道橋のあり方については、道路等のマネジメント計画の中で検討してまいります。

 

再質問

 写真でも現状をお示しいたしました。緊急性についてどのように認識されているのか、改めて見解を求めます。

 

答弁:未来まちづくり部長

 緊急性の認識についてでありますが、先ほど答弁いたしました点検につきまして、平成30年度のできるだけ早い時期に点検の実施を行いたいと考えております。それまでにこの横断歩道橋につきましては、国道に架設されているということがございますので、この点検に当たりましては、国道の恐らく夜間片側通行止め、さらには地域の皆様への周知、それとこの作業を実施するための準備のほうを早いうちで実施をさせていただきたいと考えておりますが、ただ3月は国の占用の関係でこういう工事というのが規制されている関係で、実質上は4月以降の発注で、なるべく早い時期にこの点検ができるように準備のほうを進めてまいります。

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