庁舎整備によって損なわれる公園施設の機能回復に向けた取り組みについて( R8. 3)
質問
令和8年2月通常会議、庁舎整備に伴い、皇子山総合運動公園テニスコートを廃止するための議案が提出されました。本庁舎の新館及び本館については、大規模地震発生時に庁舎としての機能を確保できるだけの耐震性能を有しておらず、防災上の観点からも、新庁舎の整備は大津市にとって喫緊の課題であると理解するものですが、損なわれる公園施設の機能をどの様な計画のもとで回復していくつもりなのか、国有地である別所合同宿舎用地を代替公園用地として取得する方針は示されているものの、現時点において整備内容は示されていません。大津市は令和10年度以降において、代替公園用地を含む皇子山総合運動公園と近接する皇子が丘公園を対象とした基本構想の策定を予定されています。しかしながら、地方債の償還に伴う財政負担が将来にわたって市の財政運営に大きな影響を与える懸念があるため、ロードマップは現時点で提示できないと説明を受けています。
皇子山総合運動公園テニスコートについては、幅広い世代の多くのテニス愛好家によって使用されており、直近では令和4年度に改修工事を実施されるなど、これまでの間、施設の良好な維持管理に努めてこられました。近隣には皇子が丘公園テニスコートと尾花川公園テニスコートが整備されていますが、尾花川公園テニスコートについては同一の施設使用料を利用者から徴収されているものの、砂入り人工芝ではありません。この先、皇子山総合運動公園テニスコートの機能は損なわれることになりますが、大津市は今後、どの様な方針のもとで周辺に位置するテニスコートの環境改善に取り組み、当該テニスコートを利用されてきた市民のニーズに応えていくつもりなのか、見解を求めます。


また、皇子山総合運動公園テニスコートに隣接するびわこ国体の開催を記念して整備された国体記念広場についても、解体が予定されています。国体モニュメント「びわ湖讃歌」は彫刻家の山田良定氏の制作による三体のブロンズ像と社団法人公園緑地協会に設計を依頼して施工されたレリーフ壁によって構成されており、皇子山総合運動公園のシンボルとして、また、びわこ国体開催を記念するモニュメントとして整備されました。第36回国民体育大会報告書によると、当時、財団法人日本宝くじ協会より5千万円の助成を得て整備が行われたと記録されています。ブロンズ像は解体される範囲外に設置されていると承知していますが、国体記念広場における穴太衆積みの石垣は解体されることとなります。大津市は今後、どの様な方針のもとで国体モニュメント「びわ湖讃歌」を保存、再整備されていく方針なのか、見解を求めます。
答弁:都市計画部長
1点目の皇子山総合運動公園テニスコートの機能が損なわれることに伴う周辺テニスコートの環境改善の取組方針とこれまでの利用者ニーズにどう応えていくのかについてでありますが、周辺のテニスコートは指定管理者が適切に維持管理をしており、利用可能な状態であることから、現時点で改修は考えておりません。また、利用者に対しては、近隣及び市内各所にあるテニスコートの利用について、丁寧に案内してまいります。
答弁:総務部長
2点目の国体モニュメント「びわ湖讃歌」の取り扱いについてでありますが、庁舎整備に伴い、モニュメントは解体しますが、ブロンズ像は移設を予定しております。この解体及び移設の予定につきましては、作者である故山田良定氏のご遺族にもご説明を申し上げ、ご理解をいただいております。なお、ブロンズ像の移設先については、今後検討してまいります。

